ディスプレイオーディオでYouTubeやNetflixを見たい。
でも「どうやって映すの?」「何を買えばいいの?」と迷っていませんか。
2020年以降のトヨタ・ホンダ車はディスプレイオーディオが標準搭載されています。
しかしディスプレイオーディオだけでは動画配信サービスを再生できません。
動画を見るには、外部機器の接続が必要です。
代表的な方法は「Fire TV Stick」と「AIBOX(オットキャスト)」の2つ。
私は自動車の販売現場に15年以上勤務し、1,000人以上のお客様を担当してきました。
「車で動画を見たい」という相談は年々増えており、ディスプレイオーディオユーザーからの質問が特に多いです。
この記事では、ディスプレイオーディオ搭載車で動画を見る方法を初心者向けにわかりやすく解説します。
Fire TV StickとAIBOXの違い・必要機材・選び方まで、読み終えれば最適解が見つかります。
ディスプレイオーディオだけでは動画が見られない理由

ディスプレイオーディオは、スマホ連携に特化した車載モニターです。
Apple CarPlayやAndroid Autoで地図や音楽は使えます。
しかしYouTubeやNetflixなどの動画アプリには非対応です。
従来のカーナビのようなDVD再生機能やHDMI入力も、ほとんどの車種で省かれています。
つまり、ディスプレイオーディオ単体では動画を再生する手段がありません。
動画を見るには「外部機器」を使って映像信号を入力する必要があります。
- YouTube・Netflixなどの動画アプリがインストールできない
- HDMI入力端子が標準では搭載されていない(一部車種を除く)
- DVD/CDプレーヤーが非搭載(オプション設定の場合あり)
- CarPlay/Android Autoは動画配信アプリに非対応
この制約を解消する方法が、次に紹介する2つの外部機器です。
ディスプレイオーディオで動画を見る方法は大きく2つ
ディスプレイオーディオ搭載車で動画を再生する方法は、「Fire TV Stick」か「AIBOX」のどちらかが主流です。
それぞれ仕組みが異なるため、あなたの車や目的に合わせて選ぶことが大切です。
| 比較項目 | Fire TV Stick | AIBOX(オットキャスト) |
|---|---|---|
| 価格帯 | 約5,000〜10,000円 | 約25,000〜50,000円 |
| 接続方法 | HDMI入力が必須 | CarPlayのUSBポートに接続 |
| 必要な条件 | HDMI端子+電源+Wi-Fi | 有線CarPlay対応車+Wi-Fi |
| 操作方法 | 付属リモコンで操作 | ナビ画面をタッチ操作 |
| 配線の手間 | やや多い(電源・HDMI・変換) | 少ない(USBケーブル1本) |
| 画面分割 | 非対応 | 対応(ナビ+動画の同時表示) |
| おすすめの人 | 費用を抑えたい人 | 手軽さ・多機能を求める人 |
ざっくり言うと、コスト重視ならFire TV Stick、手軽さ重視ならAIBOXです。
ここからはそれぞれの仕組みと接続方法を詳しく解説します。
Fire TV Stickでディスプレイオーディオに動画を映す方法

Fire TV Stickとは?車でも使えるの?
Fire TV StickはAmazonが販売する映像再生デバイスです。
テレビのHDMI端子に挿して使うのが一般的ですが、車のディスプレイオーディオでも使えます。
YouTube・Amazonプライムビデオ・Netflix・TVerなど主要な動画アプリに対応。
価格も5,000円前後と手頃で、すでに自宅で使っている人も多いでしょう。
ただし車で使う場合、ディスプレイオーディオにはHDMI端子がないことがほとんどです。
そのため、車の端子の状況に合わせた接続方法を選ぶ必要があります。

ディスプレイオーディオにHDMIがない場合の3つの接続方法
HDMI端子がないディスプレイオーディオでも、以下の3つの方法でFire TV Stickの映像を映せます。
| 方法 | 必要な条件 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ①RCA変換ケーブル | RCA端子(赤白黄)がある車 | 約3,000〜5,000円 | 最安。画質は控えめ |
| ②Car TV Mate | CarPlay対応車(USB接続) | 約19,000〜20,000円 | 高画質で安定。最もおすすめ |
| ③HDMI入力アダプター | ビートソニック等の車種適合品 | 約15,000〜40,000円+工賃 | HDMI端子そのものを増設 |
お使いの車にどの端子があるかで、最適な方法が変わります。
ここから3つの方法を順番に解説します。
方法①:RCA変換ケーブルで映す(最もコストが安い)
RCA端子(赤白黄の外部入力)がある車なら、最も安く導入できる方法です。
カシムラのHDMI→RCA変換ケーブルを使えば、Fire TV Stickの映像をアナログ信号に変換して表示できます。
接続手順
接続手順は4ステップで完了します。
- Fire TV StickをRCA変換ケーブルのHDMI端子に接続する
- 変換ケーブルの赤・白・黄を車のRCA端子に差し込む
- モニターの入力設定を「外部入力」に切り替える
- Fire TV Stickのホーム画面が表示されたら完了
RCA変換のメリット・デメリット
メリット
- 導入コストが最も安い(約3,000〜5,000円)
- 設定が簡単で、初心者でも扱いやすい
- 古い車種や後席モニターでも利用できる
デメリット
- 画質がHDMIより低く、細部がぼやけやすい
- 映像にわずかな遅延が生じることがある
- 音声ノイズが出る場合があり、機器の相性に左右される
「とにかく安く動画が見られればOK」という方に向いた方法です。
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方法②:Car TV MateでHDMI入力を作る(最もおすすめ)
USBポートしかないディスプレイオーディオでも、Car TV Mateを使えばHDMI入力を後付けできます。
Car TV Mateは、CarPlayのUSBポートを利用して”疑似的なHDMIポート”を生み出すデバイスです。
Fire TV Stickへの給電・映像信号の変換・モニターへの転送をすべて1台でこなします。
接続手順
接続はたった3ステップです。
- Fire TV StickのHDMIをCar TV Mateに挿す
- Car TV Mateを車のUSBポートに接続する
- モニターの入力を切り替えて表示を確認する
Car TV Mateのメリット・デメリット
メリット
- USBしかない車でもFire TV Stickが使えるようになる
- 映像が高画質で安定している
- CarPlay対応車なら車種を問わず利用できる
デメリット
- Car TV Mate本体の費用が約19,000〜20,000円かかる
- Fire TV Stickは別途購入が必要
- 車のUSB電源が弱いと動作が不安定になる場合がある
Fire TV Stickを使う方法の中で、画質・安定性・手軽さのバランスが最も良い構成です。
CarPlay対応のディスプレイオーディオ搭載車なら、この方法が第一候補になります。
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方法③:HDMI入力アダプターで端子そのものを増設する
ビートソニックやデータシステムなどのHDMI入力アダプターを使って、HDMI端子を後付けする方法です。
アダプターを車両に取り付けることで、Fire TV Stickを直接HDMI接続できるようになります。
接続手順
- HDMI入力アダプター(ビートソニック HDKシリーズ等)を車両に取り付ける
- Fire TV Stick本体をHDMI端子に挿す
- カーチャージャーからUSBケーブルでFire TV Stickに給電する
- ディスプレイオーディオの入力切替で「HDMI」を選択する
この方法の注意点
HDMI入力アダプターは車種ごとに適合が異なります。
購入前に必ずメーカーの適合表を確認してください。
取り付けには配線作業が必要なため、DIYに不慣れな方はディーラーやカー用品店への依頼がおすすめです。
工賃の目安は1〜2万円程度で、作業時間は1〜2時間ほどが一般的です。

すべての方法に共通して、Wi-Fi環境(テザリング or 車載Wi-Fi)が必要です。
Fire TV Stickだけでは通信できないため、ネット環境はあらかじめ準備しておきましょう。

AIBOX(オットキャスト)でディスプレイオーディオに動画を映す方法

AIBOX(オットキャスト)とは?初心者にもわかりやすく解説
AIBOX(エーアイボックス)は、CarPlay対応車のナビ画面をAndroid化するデバイスです。
代表的なブランドがOTTOCAST(オットキャスト)で、日本でのシェアNo.1です。
USBポートに接続するだけで、ディスプレイオーディオの画面がAndroidタブレットのように変わります。
YouTube・Netflix・Amazonプライムビデオなどのアプリを自由にインストールできます。
わかりやすく言えば、「車のナビをスマホ化するデバイス」です。

AIBOXの接続に必要なもの
| 必要なもの | 役割 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| AIBOX本体 | ナビ画面をAndroid化 | 約25,000〜50,000円 |
| USBケーブル | ディスプレイオーディオとAIBOXの接続(付属品) | 付属 |
| Wi-Fi環境 | 動画のストリーミング再生用 | テザリング or 車載Wi-Fi |
Fire TV Stickと比べると、必要な機材が圧倒的に少ないのがメリットです。
HDMI入力アダプターが不要なため、追加の配線工事もいりません。
AIBOXの接続手順はたった3ステップ
- AIBOXをディスプレイオーディオのCarPlay用USBポートに接続する
- Wi-Fi(テザリング or 車載Wi-Fi)に接続する
- 動画アプリを起動して視聴開始
取り付けに工具は不要です。誰でも5分以内に設定できます。
エンジンをかけるとAIBOXが自動で起動し、すぐに使い始められます。
\ USB接続だけで動画が見られる /
AIBOXの大きなメリット
- HDMI不要:配線工事なしでディスプレイオーディオに接続できる
- 画面分割:ナビと動画を同時に表示できる(対応モデル)
- タッチ操作:ナビ画面で直接操作できリモコンが不要
- アプリ自由:Google Playから好きなアプリを追加可能
AIBOXの注意点
AIBOXは「有線CarPlay対応車」が必須条件です。
CarPlay非対応の車やワイヤレスCarPlayのみの車では使えない場合があります。
購入前にメーカー公式サイトで車種の対応状況を確認してください。


Fire TV StickとAIBOXを徹底比較|あなたに合うのはどっち?

費用・手軽さ・機能で比較
両者の違いを6つのポイントで比較します。
| 比較ポイント | Fire TV Stick | AIBOX(オットキャスト) |
|---|---|---|
| 初期費用の合計 | 約8,000〜50,000円 (RCA変換なら最安/Car TV Mateなら約25,000円/HDMI増設なら工賃込みで高め) | 約25,000〜50,000円 (本体のみ・工賃不要) |
| 取り付けの難易度 | 方法による(RCA・Car TV Mateなら簡単/HDMI増設は配線工事あり) | かんたん(USB接続のみ) |
| 対応アプリ | Fire TV用アプリ | Google Playの全アプリ |
| 画面分割(ナビ+動画) | 非対応 | 対応(上位モデル) |
| 操作方法 | 専用リモコン | ディスプレイオーディオの画面をタッチ |
| 将来の拡張性 | 動画再生に特化 | ナビ・音楽・アプリなど多用途 |
Fire TV Stickがおすすめな人
- すでに自宅でFire TV Stickを持っている
- RCA端子がある車でとにかく安く動画を見たい
- CarPlay対応車でCar TV Mateを使い、高画質で安定した視聴がしたい
- HDMI入力端子がある(またはすでに増設済み)
- 動画再生だけできれば十分
AIBOX(オットキャスト)がおすすめな人
- 配線や取り付け工事をしたくない
- ナビと動画を同時に表示したい
- リモコンなしでディスプレイオーディオの画面から直接操作したい
- 動画以外にもGoogleマップや音楽アプリを使いたい
- CarPlay対応車に乗っている
ディスプレイオーディオ搭載車ユーザーにはAIBOX(オットキャスト)をおすすめすることが多い
理由は3つあります。
- HDMI入力アダプターの購入+工賃を含めると、Fire TV Stickとの総費用差が小さい
- USB接続だけで完結するため、導入のハードルが圧倒的に低い
- ナビ+動画の同時表示など、ディスプレイオーディオの使い勝手が大幅にアップする
もちろん「すでにHDMI端子がある」「Fire TV Stickを持っている」方はそちらが合理的です。
ご自身の車の環境に合わせて選びましょう。
\ 販売のプロが選ぶならコレ /
トヨタ・ホンダのディスプレイオーディオ搭載車で動画を見るときの注意点
トヨタ車のディスプレイオーディオ:HDMI入力は後付けが必要

トヨタのディスプレイオーディオは、アルファードなど一部を除きHDMI入力端子が標準搭載されていません。
Fire TV Stickを使う場合は、ビートソニックやデータシステムのアダプターでHDMI入力を後付けする必要があります。
AIBOXの場合は、CarPlay対応のUSBポートに接続するだけ。
HDMI増設は不要なので、トヨタディスプレイオーディオ搭載車との相性は特に良いです。

ホンダ車のディスプレイオーディオ:Honda CONNECTとの連携もチェック

ホンダのディスプレイオーディオもCarPlayに対応しているため、AIBOXがそのまま使えます。
Honda CONNECTの車内Wi-Fiサービスを併用すれば、通信環境もまとめて整えられます。

走行中の動画視聴に関する注意
走行中に動画を視聴する場合、以下の点に注意が必要です。
- 走行中の画面注視は道路交通法違反です(ながらスマホと同等の罰則)
- 走行中の動画視聴は必ず同乗者のみが行ってください
- 純正ディスプレイオーディオは走行中に映像が表示されない制御がかかっている場合があります
- テレビキャンセラーを使用すると走行支援機能に影響が出る車種もあります
動画視聴に欠かせない車内Wi-Fi環境の選び方

Fire TV StickもAIBOXも、動画再生にはインターネット接続が必須です。
車内で使えるWi-Fi環境は、大きく3つの方法があります。
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| スマホのテザリング | 追加費用ゼロ・すぐ使える | バッテリー消費大・接続が不安定になりやすい |
| 車載Wi-Fiルーター (DCT-WR200Dなど) | 接続が安定・複数台同時接続OK | 月額料金が発生する |
| 純正車内Wi-Fi (T-Connect・Honda CONNECTなど) | 車に最適化・設定が簡単 | 対応車種が限られる・月額料金が発生 |
動画を快適に見るなら、車載Wi-Fiルーターか純正Wi-Fiがおすすめです。
テザリングは手軽ですが、長時間の動画再生では通信量とバッテリーが心配になります。
\ 動画が止まるストレスをゼロに /

まとめ|ディスプレイオーディオの動画視聴はFire TV StickかAIBOXで解決
ディスプレイオーディオで動画を見るには、外部機器の接続が必要です。
方法は「Fire TV Stick」か「AIBOX(オットキャスト)」の2択が主流です。
| Fire TV Stick | AIBOX(オットキャスト) | |
|---|---|---|
| 向いている人 | 費用を抑えたい・Fire TV Stickを持っている | 手軽さ重視・CarPlay対応車 |
| 必要なもの | 本体+接続機器(RCA変換 or Car TV Mate or HDMI増設)+Wi-Fi | 本体+Wi-Fiのみ |
| 取り付け | 方法による(RCA・Car TV Mateなら簡単) | USB接続のみ(工事不要) |
どちらを選ぶか迷ったら、まずは自分の車の条件を確認しましょう。
- RCA端子がある → RCA変換+Fire TV Stickが最安
- CarPlay対応車でFire TV Stickを使いたい → Car TV Mateが最もおすすめ
- CarPlay対応車で配線工事なしがいい → AIBOXがおすすめ
動画が見られるようになると、長距離ドライブや渋滞中の車内が一変します。
家族や同乗者にも喜ばれる車内空間をぜひ実現してください。
\ 次のドライブから動画が楽しめる/